2019/05/03 00:06
僕は1人っ子のおばあちゃんっ子で
そう、甘えん坊と言われる子供だった
僕が子供だった頃の僕は
友だちと過ごす時間も
おばあちゃんと2人の時間も好きだったけど
1人の時間が必ず必要な子供だった
でも大人になった僕は
子供の時の1人の時間のことはほとんど覚えてない
友だちとの時間やおばあちゃんとの時間は
何をしたか何を話したか色々今でも覚えているのに
あんなに好きだった1人の時間
何を考え何をしてたかは
覚えてない
覚えてることは1人の時間が必要で大切だった
ということ、、だけだ
でもそれで良いんだと思う
大切な時間を過ごしたことは覚えているのだから
それでいい
僕はある時から
1人の時間を必要じゃなくなった
必要だったかもしれないけど
1人の時間がなくなった
"ケンタロウ、ケンタロウの弟だよ"
ってお母さんが僕に弟をくれた
よくいうでしょ?
"神様がくれた贈り物"って。。
そう、
僕の弟はお母さんが僕にくれた贈り物だった
僕の弟は
今の僕の手より柔らかくて小さい手の中に
ポテッと座って僕を見上げてた
時々くすぐったそうに鼻をヒクヒクさせながら
でも僕を見上げてた
僕が小学5年生の秋に
僕に弟ができた
(もしかしたら
僕は弟ができるまでは
1人の時間に何を考えて何をしていたか
覚えていたのかもしれないなあ、、と
この文を書きながら思った)
僕は弟に名前をつけてあげるのを
しばらくの間忘れてしまうくらい
弟が可愛くて
見つめるだけに忙しかった
'弟の名前の話はまた今度'